転職者用SPI対策 推論
今回も転職での適正検査で使用されるSPI対策について学ぶよ。
前回の損益算、まあまあ解りやすかったです。
まだまだ…更新していくぞ。
前回の記事で書いてますが、SPIにも種類があります。
経験上、出題のレベルも企業、職種によって変わっていました。
このサイトの強みは、様々な企業の試験を受けている事です。
実際の適性検査に備えて、どのレベルまで対策しておくかが重要になってきます。
基礎のみの勉強で満足するか、応用まで学ぶかで合否が変わります。
今回は推論について対策します。
推論対策 基礎編
はじめに推論ですが、与えられた情報から「必ず正しいと推論できる事柄」を選択します。
方法さえ理解してしまえば、短時間で回答できるサービス問題となっています。
確実に回答できるよう練習しましょう。
推論のポイントは、事実の列挙とパターンの習得です。
特に公式はありません。
推論 練習問題
P、Q、R、S、Tの5人で徒競走をした。5人の順位について次のことが分かっている。
ⅰ)Rの順位は、Sより上である
ⅱ)Tの順位は、Rよりも上だが、1着ではなかった
ⅲ)Qの順位は、Pより上である
ⅳ)同着の順位の者はいない
(1)次のア、イ、ウの推論のうち、必ず正しいものはどれか。
ア Qは1着である
イ Sは5着である
ウ 2着はPまたはTである
推論とは、こんな問題じゃ。解いていくぞ。
この問題の解き方は、与えられた情報を並べていきます。
ⅰ)Rの順位は、Sより上である ⇨R>S
ⅱ)Tの順位は、Rよりも上だが、1着ではなかった ⇨○>T>R(>S)
ⅲ)Qの順位は、Pより上である ⇨Q>P
ⅳ)同着の順位の者はいない ⇨=は、なし
ⅰ〜ⅳの情報を全て列挙していきます。
ⅰ)とⅱ)から ○>T>R>S という条件が判明します。
ⅲ)Q>Pと併せて2通りの順序が完成します。
1. Q P T R S
2. Q T R S P の2通りです。
追加でⅲ)Pの順序が確定していないため、条件を併せます。
3. Q T R P S
4. Q T P R S
この4通りが全ての条件となります。
これから推論に併せて回答します。
ア Qは1着である ⇨全ての条件で1位○
イ Sは5着である ⇨Pの可能性もあるため、×
ウ 2着はPまたはTである ⇨全ての条件でPかTのため○
回答 必ず正しいのはアとウである
どうじゃ、意外と簡単で面白いじゃろ
はい。転職試験用のお願いします
1と併せて、次の問題なんて多いぞ
推論 応用問題
(2)1の問題に加え、更にどのような情報が追加されれば、5人の着順が全て決まるか。
ただし、情報として追加する選択肢は、できる限り抑えるものとする。
カ Tは2番目に到着した
キ Rは3番目に到着した
ク Sは4番目に到着した
一見ややこしそうですが、基本問題にどの情報の追加で確定できるか?という
問題です。
順に解いていけば、見えてきます。
まず基礎編の問題の答え4通り
1. Q P T R S
2. Q T R S P
3. Q T R P S
4. Q T P R S
から、それぞれの情報を足していきます。
カ Tは2番目に到着した
⇨1. Q P T R S
2. Q T R S P
3. Q T R P S
4. Q T P R S
⇨2、3、4の条件が当てはまるが、Sの順位が確定ではありません。
キ Rは3番目に到着した
⇨1. Q P T R S
2. Q T R S P
3. Q R P S
4. Q T P R S
この情報では、確定しません。
ク Sは4番目に到着した
⇨1. Q P T R S
2. Q T R S P
3. Q T R P S
4. Q T P R S
この条件は一通りしか当てはまらないため、この情報のみで確定できます。
回答は(ク)となります。
今回は基礎編じゃ、製造職の採用でこんな試験がでたぞ
ありがとうございます。応用編早く頼みます
丸暗記できない方。
これはSPI全体に言えることですが、解答が選択式なので
順に解いていけば、答えが確実に出てきます。
基本問題を早く解答し、難問は選択式から解くことをお勧めします。
計算が苦手な私でも対応できたので、大丈夫です。
次回はSPI非言語、場合の数について書いていきます。